2012年6月7日木曜日

フューチャーセンターとしての役割② | 渋谷にある電源カフェbeezの機能編

本日またセッションに参加してみました☆

やっぱりフューチャーセッションの特徴の1つに、対話を活性化させる手法が確立されていることがあります。

まだ一部しか経験をしてないけど、いくつもの手法が提案されているので、関心がある方は、各自で調べて見るのも良いと思います。

■フューチャーセッションで行われる対話の手法の一例
①ワールドカフェ
小規模なグループを作り、特定のテーマについて対話を行う。
対話の後、テーブルに1人を残し、他のメンバーは各テーブルに移り、対話を続ける。

②フィッシュボウル
内側と外側に2列の座席を配置し、内側に座った人達が対話を行う。
外側の人は傾聴する。

③OST(未経験)
Open Space Technology

④AI(未経験)
Appreciative Inquiry


なぜ、いくつもの手法が確立されているかというと、フューチャーセッションのテーマが、すんなりと答えがでなそうなものを取り扱い、そのため、多様なステークホルダーとの対話を必要とし、見ず知らずの人同士がコミュニケーションを円滑に行う仕組みが必要だからである。

一方、ビジネススクールに通っていたときにも、対話の重要性が見直されていることも知り、対話は単なる社会問題だけではなく、企業の問題解決やイノベーションにも有効な手法なのだと確信している。

そのため、複雑な問題に向き合う場合は、そういった対話を継続する仕組み作りが課題となる。

今時点、想いの強い人達の原動力だけで推進されているフューチャーセッションではあるが、社会のリソースが適切に配分されれば、大きな結果を生み出す可能性が高いと期待している。
しかし、単に助成金などを前提にしたり、不要な人数を抱えて、経費無視の運営をするのには違和感を感じる。
課題が難しいからこそ、長期的に取り組む必要があるし、そのためにも継続する仕組みを考えなければならない。
実際、beezは経営を考え、当面はフルコミットした社員は1名とし、持続可能性をきちんと考慮している。
社員はかなり生活を犠牲にする部分もあるが、持続可能性を考慮した結果がその方法であり、かつ、想いを達成するための覚悟があるので、その体制をしくことができている。

つまり、企業の利益主義的な側面と社会起業家的な公共の側面が2極化しているようにも見えるが、どちらだけが正解というのではなく、社会起業家にもファイナンス的な側面を欠落させてはならず、そのため持続可能な構造にする必要がある。

なので、beezはフューチャーセンターとしての機能を持ち、志の高い社会起業家の支援もして、より住みやすい日本社会の改善に貢献していくつもりである。